
2004年にイラクで起きた日本人人質事件をモチーフに、人質になった主人公が無事帰国するも、世間の厳しい批判や現実が待ち受けていたという内容。カンヌ映画祭のコンペティション部門への出品作とあって、当初はちょこっと注目を浴びていた“バッシング”だったけど、映画祭が終わるや否や“ナッシング”状態で話題になることもなかったのが寂しい。
小林監督の映画は低予算で作られているので、他の作品もそうだけど必要以外省かれていて、それが不思議な味わいを醸し出している。コンビニでのお客や店員の態度、大型スーパーでの同級生とのやりとりなんかは、コンビニ・スーパー=大衆・集団を示していて、ひっそりとした寂れた住宅は個人ってのを暗喩してるんじゃないかなと思う。絶賛するような映画ではないが、ずっと心の片隅に引っかかり続けるような映画だ。
★★★☆☆
原題 バッシング
製作 2005年 日本
公開 2006年06月
監督 小林政弘
出演 占部房子 / 田中隆三 / 大塚寧々
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